
AIの進化はすさまじい。
チャットや文書分析・作成、画像・動画作成、音楽作成などなどの能力向上は目を見張る。
指示が明確ならプロなみの作業や成果物を生み出すことが簡単にできる。
これまではプロジェクトを完成させるためには、それぞれの分野の人に依頼する必要があった。
それがAIを利用することで簡単に、しかも手早く完成することができる。
ただ、いまのところAIが自分で考え、新しい何かを創り出すことはできない。
新しい何かを創り出すためには、人間が思いついたものを企画化し、完成したものをある程度イメージし、完成までの道筋を考案する能力が必要だ。
そして、納得できる成果物が出来上がったら責任をもって世に送り出す。
こうした仕事をする人をプロデューサーという。
学生時代アナウンサーを目指していた時期があって、地元のラジオ局でアルバイトをしていた。ただ男性アナウンサーはニュース原稿を読むだけでなくスポーツの実況中継をすることが多い。ところが私はスポーツにはまるで興味がないし、早口言葉は苦手だった。その点FM局のアナウンサーは、スポーツなどの実況中継はなく、番組も自分で企画、選曲して放送していた。こうしたアナウンスだけでなくプロデュースもしているアナウンサーのことをアナデューサーとよんでいた。
残念ながら私が卒業した年はオイルショック後の不況が終わっておらず、FM局のアナウンサーの採用はなかった。
生成AIが進化する中で、ひとりプロデューサーでもアイデアを形にして作品を世に出すことが可能になった。しかもそのコストは微々たるものだ。
かつてあこがれていたアナデューサーが自宅でもできるようになったのだから、考えてみればこれはすごいことだ。
何かを産み出さそうとする人にとって天国のような時代が来たと思う。

