
海外で販売されていたSONYのモニターヘッドフォンMDR-M1が9月19日に日本でも販売開始となった。
先月AUSTRIAN AUDIO Hi-X20を購入したばかりだが、このMDR-M1は密閉型のモニターヘッドフォンとして評価が高く、しかもイヤーパッドが厚くなって装着感がかなり良いらしいので迷わず購入することにした。
昨日届いたのでさっそく開封して聴いてみる。
まず手に取るととても軽い、装着感もすこぶる快適。音の印象は落ち着いた感じの音。派手さはない。モニターヘッドフォンだからその点は当然といえば当然か。
派手さはないが低域も高域もはっきり聴こえるし、それぞれの楽器の音が明瞭で定位もしっかりしている。
井上陽水の「決められたリズム」を聴いてみる。この曲はこんなにリバーブ(残響)がかかっていたのかと驚いた。BeyerdynamicのDT700ProXで聴いてもSONYのMDR-MV1で聴いてもそれほどリバーブがかかっているようには感じなかった。
高域の音の伸びの良さなのか、あるいは残響がしっかり消えるまで音が鳴っているのだろうか。
音の抜けや音場の広さは開放型のMDR-MV1に分がありそうなものだが、第一印象ではM1の方が音の広がり感があるように思った。
今回購入した理由は装着感だけでなく着脱式のケーブルが2本ついていることがある。1.2mと2.5mの2本で、どちらもミニプラグだ。MDR-MV1は2.5mだけで標準プラグだった。ミニプラグに接続するためにケーブル式のアダプターが付いていたが、ウォークマンに接続するとただでさえ長いケーブルにさらにアダプターケーブルが足されて邪魔だった。
MDR-M1のケーブルはMDR-MV1と互換性がある。なので外出先でウォークマンにつなぐのもストレスがなくなる。
インピーダンスが50Ωになっているのでウォークマンでもちゃんと鳴るのか心配だったが、充分な音量で鳴ったので安心した。
とりあえずこれでヘッドフォン沼からは卒業できそうだ。